多くの飲食店がある神保町周辺で、定食を食べられるお店を紹介。ランチどきは行列店も多いエリアですが、路地に入ったところにまだ知らないお店があるかも。また、土日休みの飲食店が多い神保町周辺で週末に定食が食べられるお店も紹介。神保町駅を中心に水道橋方面、九段下方面、神田・淡路町方面に分けて紹介していきます。
定食屋さんとは? 町・駅ごとに定食がある飲食店を掲載するWebサイトです。有名無名問わず紹介。ご飯、メインのおかず、汁物があれば定食としています。美味しい・不味いの評価はしていませんので、気になる定食を見つけたら、ぜひ実食を。
※飲食店の料理、メニュー、価格等は訪問時の情報です。変更になっていることもあると思います。あらかじめご了承ください。
神保町交差点近くの定食
いくつかのエリアに分けて神保町の定食を紹介していきます(分け方はアバウトなのでご了承くださいませ)。
まずは、神保町交差点のすぐ近くにある飲食店と定食を紹介していきます。
三幸園

神保町と言えばここ!という方もいるかもしれません。駅近くの人気町中華。昼も夜も入店待ちの列ができているお店。
炒め物などの一品料理が多数あり、ライスと組み合わせれば様々な中華定食を楽しめます。
●餃子定食

三幸園さんの人気メニュー、餃子を白飯でいただく餃子定食。これだけでもボリューム満点ですが、写真では中華スープをミニワンタンスープに変更。炭水化物祭りですが、エネルギーをガッツリチャージできる組み合わせです。
●レバー生姜焼き

続いてはレバー好きにはたまらないレバー生姜焼きを紹介。

濃い味のタレにレバーがたっぷり。奥には千切りキャベツときゅうり。レバーとキャベツを一緒に掴んで食べるのが最高でした。
場所はこちら。
並んでいることが多いですが、お昼は回転が早いです。夜はお酒を飲む人も多いので少し回転は遅いかもしれません。
なお、姉妹サイト「蕎麦と町中華と銭湯と」では、三幸園さんのメニューを定食以外も含めて10品以上紹介しています。

SANKOUEN CHINA CAFE&DINING
三幸園さんは、神保町周辺でいくつかの飲食店を運営していて、その一つがSANKOUEN CHINA CAFE&DININGさん。中華を楽しめるのは同じですが、こちらは洒落た雰囲気の中華。
SANKOUEN CHINA CAFE&DININGさんでもランチや夕食で定食メニューが用意されています。
●大餃子定食

餃子は三幸園さんとSANKOUEN CHINA CAFE&DININGさんで異なります。SANKOUEN CHINA CAFE&DININGさんは大餃子。サラダやスープ、漬物、デザートがついた贅沢な定食です。

ドアップで。写真でどこまつ伝わっているかわかりませんがデカいです。大餃子の名前は伊達じゃない。一般的な餃子の1.5倍〜2倍のサイズ。そしてこんがりとした焼き目が食欲をそそります。
●麻婆豆腐定食

もう一品。麻婆豆腐定食をどうぞ。焼売付きが嬉しい。先ほど触れ忘れましたが、ご飯は五穀米に変更可能(無料)です。いつも変更しちゃいます。

山椒が効いていて味は濃いめ。定番の味というよりも個性がしっかりある味。辛さは程よいです。
メニュー表もどうぞ。

影が入って見えづらくてすみません。大餃子定食はいつもありますが、麻婆豆腐は月替わり。他にも月替わりや週替わりで定食が数品。他に麺類やご飯ものもあります。
ちなみに夜は行ったことがないのですが、ランチとは別の定食メニューがあるようです。
場所はこちら。
すずらん通り沿いにあります。
姉妹サイト「蕎麦と町中華と銭湯と」でも紹介していますので、お店のことが気になる方はこちらもご覧ください。

ガチヤマ神保町店

沖縄料理屋のガチヤマさんを紹介。神保町〜水道橋方面に入れてますが、ほぼ神保町駅前で大通り沿いにあるお店。地下1階なので若干気がつきにくいかもですが、通り沿いには看板も出ています。
夜は飲み屋さんって感じのメニューのようですが、昼は沖縄料理の定食を食べることができます。
●ゴーヤチャンプルー定食

沖縄料理の定番中の定番、ゴーヤチャンプルーをいただきました。汁物がミニ沖縄そばなのが良いですね。そして沖縄の黒糖飴のサービスも。ありがたやです。

ゴーヤチャンプルーは、ゴーヤ、スパムミート、玉子、豆腐入り。濃いめのお味でゴーヤの苦味がクセになります。

ミニ沖縄そば。このかまぼこはシーサーのようです。
メニュー表もどうぞ。

ランチで10種類程度あります。沖縄料理店ならではのラインナップ。
神保町交差点や神保町駅A5出口から徒歩1分未満。土日もランチをやっています。
㐂道庵
続いて紹介するのは㐂道庵(きどうあん)さん。蕎麦やお酒を楽しめるお店です。蕎麦屋なので、定食メニューはほとんどないのですが、一つ見つけました。
●かつ煮定食

かつ丼のアタマとご飯が別々になっているやつです。サラダやお漬物、味噌汁が付いたありがたい定食になっています。

かつとじはしょっぱい系の味付けでかつの衣はサクッとした食感も残ってます。あとは味噌汁に具がたくさん入っていたのが嬉しかったです。
場所はこちら。
神保町駅からならA3出口、A4出口が近いです。定食メニューはほとんどないですが、かつ煮好きの方はぜひ。蕎麦や丼ものも人気ですよ。
オーレオーレ
神保町の交差点から駿河台下方面に1〜2分ほど歩いた場所にあるオーレオーレさん。
スペイン料理のお店で、ランチには、定食のようにハンバーグ、ご飯、スープ、サラダが揃うランチプレートがあります。週末も営業していて、ランチも長めのありがたいお店です。
●特製煮込みハンバーグ

ポーチドエッグが乗ったハンバーグと、ライス、スープ、サラダ、ジャーマンポテト。

マッシュルーム入りの特製ソースがかかったハンバーグ。途中でポーチドエッグを崩せば味に変化を出せます。サラダはドレッシングもありますが、ソースで食べるのもGOODでした。

さらにデザートにはイチゴが乗ったプリン。苦さのあるカラメルが大人の味でした。
ランチメニューは平日と夜で異なるようで、ここで紹介しているのは日曜日に行った際のメニューです。

ハンバーグ以外はパスタでした。

大通りに面したビルの大通りに面していない所に入り口があり、見逃してしまうかもですが、赤が目印。
神保町〜九段下方面の定食
神保町駅のすぐ近くから九段下方面にある飲食店で食べることができる定食を紹介していきます。
成光
このエリアで最初に紹介するのは、中華料理店の成光さん。

町中華の王道中の王道といった店構え。何十年にも渡って神保町で営業しているお店。昔ながらの東京ラーメンやチャーハンが人気のお店ですが、町中華でお馴染みの炒め物もあり、ライスと組み合わせれば定食として食べることができます。
●ニラレバ炒め定食

ニラレバ炒めとライスを一緒に頼んでニラレバ炒め定食に。

ニラ、もやし、レバーが入っていてボリューム満点。レバーが大きくて食べ応えがありました。食感も良く、ご飯が進むこと間違いなしの見た目です。
●酢豚定食

もう一品紹介。こちらは酢豚定食。酢豚単品に大盛りライスを注文しています。ごろっとした野菜と下味をつけて揚げた豚肉で、程よい酸味。
この酢豚は夜限定で提供されているメニューなので、気になる方はぜひ夕食でどうぞ。
他にも、野菜炒めやニラ玉など、町中華でお馴染みの炒め物が揃っています。
お店の場所ですが、神保町駅A1出口、専大前交差点の近く。
また、ラーメンやチャーハンなどを含めたメニュー情報は、姉妹サイト「蕎麦と町中華と銭湯と」でも紹介しています。
洋食げんぱち
続いて紹介するのは、洋食げんぱちさん。先ほどの成光さんのすぐ近く、さくら通り沿いにあるお店です。
げんぱちさんの特徴は、のり弁。なんとのり弁の定食を食べることができる洋食屋なんです。
●フライセット

注文したのはフライセット。こちら、通常は白飯ですが、げんぱちさんではプラス150円でのり弁に変更可能!ということでもちろん変更しました。

のり弁をドン!昔懐かしな感じののり弁。濃い味の醤油がたっぷり染み込んでいる味。この上にフライを盛り付けたくなります。

フライセットは、エビフライ2本、ホタテフライ2つ、サーモンクリームコロッケです。このタルタルソース(自家製かな?)が素晴らしかったです。
サラダはドレッシングがかかっています。
メニュー表も紹介します。

フライやハンバーグなど、色々な組み合わせの洋食を楽しめます。A弁当、B弁当は最初からのり弁、他のメニューはプラス150円でのり弁に変更可能です。
お店の場所はこちら
外観だけ見ると小さなお店のように見えますが、1階から3階まで全て客席で、席は広々。ゆっくりと食事ができるお店です。
とんかつ おりべ
専大前交差点の一角にあるとんかつ屋さん、おりべさん。ロイヤルホストや天丼てんやなどのロイヤルホールディングス株式会社が運営するとんかつ屋。多店舗展開しているわけではなく、2025年3月時点では浅草と神保町の2店舗のみ。
外食チェーンの大手が運営するお店だから安心という方もいるのではないでしょうか。また、土日はお休みの飲食店が多い神保町周辺では貴重な週末も昼夜定食を食べられるお店です。

店内にはてんやと同じ醤油が置いてありました。
●ロースカツ定食

いただいたのは、ロースカツ定食。とんかつとキャベツの千切り、たくわん、味噌汁、ご飯付きです。

とんかつをアップで。揚げたてで衣はサクッと。ちょうど良いボリューム感。テーブルにはソース以外に岩塩もあり、豚肉の甘みを引き立ててくれるそうです。岩塩で食べるとんかつ、洒落てますね。
メニューも紹介。

とんかつ屋さんらしさ満開のラインナップ。ロースカツの写真をみて、もっと大きいのが良いと思った方は、大ロースカツが良いかもしれませんね。ご飯おかわり、キャベツ大盛り無料。食いしん坊も納得のサービス。
アクセスはこちら。
駅近、土日祝日も営業。神保町でご飯に困ったときに頼りになるお店です。
神保町〜水道橋方面の定食
神保町駅から水道橋駅方面にある飲食店で食べられる定食を紹介していきます。
キッチングラン
神保町駅から水道橋方面に数分歩いた所にあるキッチングランさん。生姜焼き、メンチカツ、ハンバーグを組み合わせてボリュームある食事ができるお店です。
●メンチカツしょうが焼き盛り合わせ

食べたのは、メンチかつと生姜焼きの盛り合わせ。ご覧の通り嬉しすぎるボリュームです。

大きなメンチカツはデミグラスソースがかかっていて、中はお肉がぎっしり詰まっています。生姜焼きは甘味を感じる味でした。目玉焼きも最高です。
2025年4月現在、メニューを減らして営業しているように、生姜焼き、メンチカツ、ハンバーグのみ。単品か組み合わせてかの注文となります。

地図はこちら。

昔ながらの洋食屋さんといった店構えも良いですね。ちなみに、扉の奥にゼブラ柄が見えると思いますが、この幕がかかっている時は閉店のようです。
鯖黒煮専門店 食堂新
続いては、鯖黒煮をメインとした食事ができる食堂新さん。継ぎ足しのタレでじっくり煮込んで、骨まで食べられるのが特徴の料理で、鯖黒煮で調べるとこのお店がすぐヒットするほど、独自のメニューのようです。
●鯖黒煮とチキン南蛮定食

注文したのは、その鯖黒煮とチキン南蛮、さらには惣菜2品がついた定食。

主役のドアップ。今まで見てきた鯖の中で一番黒かったです。味は濃いのですが、濃すぎず、なんだか安心する醤油系の味。柔らかくて本当に骨まで食べられました。

こちらはチキン南蛮。1〜2口サイズ。下にはキャベツ。タルタルソースもナイスです。

影がはっきりでちゃってますが、店前にあったメニューも紹介。食堂新さんの定食メニューは、このように鯖黒煮と何かを組み合わせたものが多いようです。黒煮を単品で追加注文することや、ここに載っていないお造材の単品メニューもありました。

場所は錦華通り沿い、マクドナルドがある交差点から水道橋方面に2〜3分歩いた右手側です。
沪味酒家
沪味酒家(ろみさかや)さんは、2024年7月にオープンした上海家庭料理のお店。路地の中にあるお店で、店前を通らないと気づきにくい場所ですが、駅からは徒歩数分の好アクセス。夜はコースやお酒を楽しみながらというスタイルのようですが、昼間はランチ営業していて、定食も何種類かあります。
●黒胡椒鶏肉炒め定食

食べたのは、黒胡椒鶏肉炒め定食。その名の通り、鶏肉や野菜を胡椒味で炒めた料理。ご飯、スープ、漬物、杏仁豆腐付きです。

鶏肉の他に、ピーマン、玉ねぎ、にんじん、しめじが入っていました。胡椒はそこまで強くなく、食べやすい味。

嬉しい杏仁豆腐付き。濃厚で甘いお味でした。

錦華通り沿いにメニューの看板が設置されていました。伺った日の定食は3種類で、他に麺類やチャーハン。ランチのラインナップは日によって変わるっぽいです。

入り組んだところにありますが、駅からは近いです。ランチの定食は平日と土曜日に食べることができるようです。
土鍋炊ごはん なかよし
神保町の交差点から水道橋駅方面に歩くことしばらく。水道橋駅のちょっと手前にあるのが土鍋炊ごはん なかよしさん。
店名の通り、土鍋で炊いたご飯の定食を食べることができるお店です。
なかよしさんは、恵比寿の人気定食屋さんとして以前から営業していましたが、現在では10店舗近くに店舗が増え、水道橋店も2020年にオープンしています。
●さばの塩焼き定食(ミニサラダ付き)

注文したのはお馴染みの魚定食、さばの塩焼き。追加でミニサラダもつけちゃいました。ご飯にお味噌汁、そして小鉢2皿付いています。

皮に焦げ目がしっかりとついたさば。大根おろしがたっぷり付いてくるのも嬉しいですね。

サラダがついていない定食の時にちょうど良いミニサラダ。ゆで卵がついているのは高ポイント。なかよしさんでは、このサラダのように、プラスで注文できるお惣菜も多数あります。

こちらはなかよしさんのメニュー。種類は多くないですが、魚、お肉と揃っていて、なんだかホッとする和食のラインナップ。土鍋で炊いたご飯はおかわり自由。食べ過ぎ確定ですね、これは。

場所はこちら。水道橋駅の方が圧倒的に近いですが、神保町駅からも7〜8分です。無休で昼夜ともに定食を食べることができて利用しやすさもありがたいお店です。
神保町〜神田・小川町方面の定食
神保町交差点から駿河台下交差点の辺りまでにある飲食店で食べることができる定食を紹介していきます。
はせ部
はせ部さんは、神保町三井ビルディングの近くにある日本料理のお店。由緒ある小料理屋さんって雰囲気があるお店で、さんたつの記事よると約100年の歴史があるようです(参照:さんたつ)。
そんなはせ部さんでは、お手頃な価格でお刺身や焼き魚の定食を食べることができ、ランチタイムは昼過ぎまで列ができています。
●さわら西京焼き定食

食べたのは、さわら西京焼き定食。お魚とご飯、味噌汁、小鉢2皿。バランスの良い定食です。

優しくて丁寧な味の西京焼き。軽くレモンを絞っていただきました。

追加で大根の煮物を単品で注文。見てわかるように味が染み染みの大根です。はせ部さんには、たけのこやぜんまいなどの煮物もあり、煮物の定食や単品で注文することができます。

メニューはこちら。旬などでラインナップは変わるようです。店の中にもメニューが書いてあり、この他にも数種類ありました。価格もお手頃です。

神田すずらん通りから2本奥。キッチン南海さんのすぐ近くです。
萬楽飯店
萬楽飯店さんは、駿河台下交差点から徒歩1分ほどの場所にある町中華です。創業は明治45年(1912年)で、110年以上の歴史があるあります。
メニュー数は多くはありませんが、町中華でお馴染みの定食も数種類あり、ボリューム満点です。
●肉野菜炒め定食

紹介するのは肉野菜炒め定食。写真を見ただけで、ボリューム感が伝わってくるのではないでしょうか?

ご飯が止まらなくなる濃いめの味。少し焦げ目がついていて、香ばしさも感じます。
定食ものは他にニラレバや麻婆豆腐があります。

駿河台下の交差点を過ぎて一本目の路地を入ってすぐ。お昼時は近所のサラリーマンの方などで列ができていることもあります。
萬楽飯店さんの詳しい情報は、姉妹サイト「蕎麦と町中華と銭湯と」をご覧ください。
